Skychart (Cartes du Ciel) for Windows Ver.4.0の日本語化(2017/09)
by eibow
"Cartes du Ciel (Sky Charts)"はフリーの秀逸な星図ソフトですが自動導入ツールとしても優秀です。
また、Windows版だけでなく、MacOS版やLinux版(各種)、FreeBSD版があるのも、
すばらしいところです。
さらに、いま流行りの、[Raspberry Pi 2/3]で動作するARM CPU版もあります。
当然、ARM CPU版も日本語化が可能です。
当方は現在、自動導入ツールとしてWindowsOSで常用しています。
機器設定はASCOM+EQMODです。それ以外の環境はわかりません。
使い勝手はいいですね。(「CdC(Skychart) 3.10とEQ6Proで自動導入」参照)
Ver.4.0では一層描画スピードが改善されているように感じます。
また、彗星、小惑星、人工衛星の軌道要素ファイルの更新メニューが
前バージョンよりわかりやすくなりました。
それではWindowsOSでのインストールと日本語化の方法について説明します。
WindowsOSの場合
(1)Skychart (Cartes du Ciel)ファイルのダウンロード
http://www.ap-i.net/skychart/en/download
上記URLにアクセスしたら、自分のOSに合わせて[Download]、[Skychart 4.0]から
"Windows 32bit setup"または "Windows 64bit setup"をクリックします。
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ダウンロード画面 |
"skychart-4.0-3575-windows.exe"または
"skychart-4.0-3575-windows-x64.exe"
というファイル(2019年9月現在)がダウンロードされます。
ついでに、[Additional Catalog]の
[Stars catalogs] "Windows setup"
[DSO catalogs] "Windows setup"
[DSO pictures] "Windows"
をそれぞれダウンロードしておきます。
(2)ソフトのインストール
"skychart-4.0-3575-windows.exe"または
"skychart-4.0-3575-windows-x64.exe"をダブルクリックします。
画面下の[Next]をクリックしていくと以下のようにインストールが進んでいきます。
(注)画面はクリックすると大きいものが表示されます。
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インストール画面1 | インストール画面2 |
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インストール画面3 | インストール画面4 |
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インストール画面5 | インストール画面6 |
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インストール画面7 | インストール画面8 |
[インストール画面8]が表示されたらインストールは完了です。[Finish]をクリックして
終了します。これでデスクトップに"Cartes du Ciel"のアイコンが出来ているはずです。
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(3)観測地の設定
デスクトップに出来た"Cartes du Ciel"のアイコンをダブルクリックします。
最初の1回だけ新機能などの情報を表示する画面[新機能&バグフィックス情報画面]が現れます。
[Next]をクリックして[観測地の設定画面]に進みます。
[観測地の設定画面]では[Obsrvatory database]をクリックして、国名、都市名と
選択します。とりあえず一番近い場所を選択します。
ここでは我が家に一番近い[Japan]→[Yamaguchi]としています。
[観測地の設定画面4]で[OK]をクリック、[観測地の設定画面5]で[Apply]を
クリックすると[プラネタリウム画面]となります。
ここで一旦プログラムを終了します。
メニューの[File]→[Exit]クリック、またはウィンドウの[×]ボタンをクリックします。
[終了確認画面]が出たら[Yes]または[No]のどちらかをクリックします。
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新機能&バグフィックス情報画面 | 観測地の設定画面1 |
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観測地の設定画面2 | 観測地の設定画面3 |
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観測地の設定画面4 | 観測地の設定画面5 |
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プラネタリウム画面 | 終了確認画面 |
(4)日本語化設定
日本語化は、メニューと星座名について行いました。
星の固有名と星雲星団名については、英語で問題ないため行っておりません。
ファイルはここに置いておきます。→Cartes du Ciel (Sky Charts)Ver.4.0 Windows日本語化ファイル
ZIPファイルですので適当なソフトで解凍して下さい。
さて、プログラムがインストールされたディレクトリは、[C:\Program Files\Ciel]です。
この中に[data]というディレクトリがあります。[data]の中が[インストールディレクトリ2]です。
そこに[language]と[constellation]というディレクトリがあります。
ここに上記の日本語化ファイルをコピーします。
(注)管理者権限のあるユーザーで行って下さい。そうでないとコピーできません。
[language]ディレクトリに"skychart.jp.po"ファイル
[constellation]ディレクトリに"constlabel_jp.cla"ファイル
それぞれコピーします。これで日本語化作業おしまいです。
なお全て日本語化しているわけではありません。
独断と偏見で、無理に日本語化すると意味が分かりにくくなると判断した所や、
使うあてのない機能の部分はあえて訳してません。
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インストールディレクトリ1 | インストールディレクトリ2 |
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インストールディレクトリ3 | インストールファイル1 |
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インストールディレクトリ4 | インストールファイル2 |
もう日本語化されてるはずですが、されないという人は、
メニュー[望遠鏡]→[望遠鏡設定]→[言語]タブを確認してみてください。
設定を"Default(jp_JP)"として下さい。
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言語設定画面 |
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日本語化されたプラネタリウム画面(Windows) |
(5)追加カタログのインストール
セットアップ作業が完了したら、先ほどダウンロードしておいた[Additional Catalog]のデータ
[Stars catalogs] "skychart-data-stars_4.0-3421_all.exe"
[DSO catalogs] "skychart-data-dso_4.0-3431_all.exe"
[DSO pictures] "skychart-data-pictures_4.0-3421_all.exe"
をそれぞれダブルクリックしてインストールして下さい。
(6)観測地の再設定
先ほどは、観測地を適当に選定しました。ここで再度観測地を設定し直しておきます。
メニュー[設定]→[観測地]で、[観測地の設定画面]が表示されます。
まず名前欄にわかりやすい地名を入力します。日本語でもちゃんと表示されるので大丈夫です。
次に[緯度][経度][高度]を修正します。最後に[OK]をクリックしたら完了です。
以上