Guide 9.0(星図表示ソフト)で望遠鏡コントロール(2013/08)
~ASCOM(EQASCOM)編~ by eibow

星図表示ソフト[Guide9.0]でASCOM経由してEQ6Proをコントロールする方法です。
望遠鏡コントロールメニュー(ホットキー F4)」を使って、望遠鏡をコントロールできます。

1.初期設定 メインメニューより「設定」→「望遠鏡コントロール
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初めて「望遠鏡コントロール」を開くと、以下のようなっています。
一度望遠鏡ダイアログを設定すると、[Guide] はどのような望遠鏡が、どのシリアルポートに
接続されているか記憶し、[Scope Pad]項目をメインメニューに追加します。
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当方の環境では、ラジオボタンを以下のように設定します。
接続ポート:COM1
接続望遠鏡:ASCOM Scope
次に、「0」と表示されている所に、0位外の数字を入力し「OK」をクリックします。
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メインメニューの[Scope Pad]をクリックすると、下図のようなLX-200のコントロールパッドに
似た小さな浮動ダイアログボックスが表示されます。
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2.望遠鏡との接続 メインメニューより「Scope Pad」→「ASCOM
メインメニューの[Scope Pad]をクリックします。
ASCOMの望遠鏡選択画面が現れますので確認して[OK]をクリックします。
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当方の環境では、ここでEQMODが起動します。
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[UNPARK]ボタンをクリックしてロックを解除します。
次にトラッキングレートを選択します。通常は「」マークの恒星時駆動にします。

再度メインメニューの[Scope Pad]をクリックすると、[Scope Pad]が現れます。
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[Scope Pad] の[Slew Guide]をクリックすると、現在望遠鏡が向いている方向を描画します。
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3.アラインメント メインメニューより「Scope Pad」→「Add Alignment star

次のステップは、アライメントですが、その前に[Scope Pad]の説明をします。
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[Scope Pad]には、望遠鏡を北(N)、南(S)、東(E)、西(W)へ移動をさせる4つのボタンと、
中央に移動を停止する[stop moving]ボタンがあります。
また移動の際は、4つの移動レート(Slow,Find,Center,Guide)を選択出来ます。
さらに以下のような、望遠鏡制御のための追加ボタンがあります。

(1)[Slew Scope](望遠鏡を移動させる)
☆望遠鏡の狙いを定めるのに使います。
☆Guide で天体を見つけ、その位置をクリックしたら、[Slew Scope]をクリックすると、望遠鏡は
そこに移動します。
F11あるいはCtrl-F1を押しても同じ動作をします。

(2)[Slew Guide](望遠鏡が向いている方向に画面を移動)
☆Guide に望遠鏡が向いている位置を見つけさせます。
☆[Slew Guide]をクリックすると、望遠鏡が今向いている位置に画面を移動します。
F12あるいはCtrl-F2を押しても同じ動作をします。

アラインメントとは2つ以上のアライメント星を登録する作業です。これにより天体が正確に導入可能になります。
では、アライメント星を登録する方法について説明します。

(1)まずアライメント星を[Guide]上で見つけます。(画面移動したり、[移動]コマンドを使うなどして)
(2)アライメント星上でマウスの右ボタンをクリックします。([移動]コマンドを使った場合は省略できます)
  その恒星についてのダイアログボックスが表示されたら[OK]を押します。
(3)次に、[Slew Scope]で、このアライメント星に望遠鏡を向けます。
(4)それを視野の中央に入れたら、[Scope Pad]の[Add Alignment Star]をクリックします。
(5)この操作で[Guide]は座標をアライメントのデータベースに追加します。

上記(1)~(6)の操作を別のアライメント星で繰り返します。

2つのアライメント星を追加したら、天体はかなり正確に導入できるようになります。
より多くアライメント星を登録すると、位置決めの精度はかなり良くなります。

空の一部で精度が悪いと感じたら、近くの明るい星を見つけて、それをアライメント星に登録するのが賢明です。
これにより[Guide]は空のその部分で誤差の大きいことを知り、それに応じた補正をします。

今のところ、アライメントデータを削除するコマンドは無いそうです。望遠鏡の場所を移動したり、
エンコーダーをシャットダウンするときに削除を行うと思いますが、アライメントデータを削除するには、
Guideディレクトリの[ALIGN.DAT]ファイルを削除するとマニュアルには記載されています。
注:マニュアルには上記のように記載されていますが、実際には[ALIGN.DAT]は見当たりません。


4.天体の導入Scope Pad」→「Slew Telescope
[Slew Telescope]をクリックしますと、[Guide]は1秒毎にエンコーダーを読み取り、現在望遠鏡が
向いている位置を示す赤い円を画面に表示します。もし画面上に表示されていない時は、再描画し表示します。

(1)まず導入したい天体を[Guide]上で見つけます。(画面移動したり、[移動]コマンドを使うなどして)
下図は[移動]コマンドで、メシエ天体を導入する場合です。
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(2)画面移動で導入したい天体を見つけた場合、天体の上でマウスの右ボタンをクリックします。
その天体についてのダイアログボックスが表示されたら[OK]を押します。
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(3)次に、[Slew Scope]で、この天体に望遠鏡を向けます。
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[Slew Guide]をクリックすると、エンコーダーを一度読み取り、現在望遠鏡が向いている位置の星図を再描画します。

5.カメラフレーム メインメニューより「表示」→「CCDフレーム
[表示]メニューの[CCDフレーム]がチェックされていると、[Guide]は画面上にフレームを表示します。

このフレームは大きさや位置を変えたり、傾けたりできます。
これはカメラやCCDが撮影できるエリアを表示するのに使います。
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ダイアログボックスには以下の項目があります。
(1)フレーム表示:単にフレームの表示と非表示を切り替えます。
(2)フレームを中央に:画面の中央にフレームを常に表示させたいときチェックします。
(3)角度:フレームを指定の角度に傾けます。
(4)焦点距離(mm):望遠鏡の焦点距離を指定できます。
 "RA/dec Fromat"(p.29で解説)ダイアログボックスの"Unit" セクションを使って、
 焦点距離の長さをミリメーターとインチで切り替えることができます。
(5)カメラ・CCD名選択:プルダウンメニューよりカメラ名やCCD形名を選択します。
(6)左回転・右回転:クリックすることによりフレームを5度ずつ回転させることができます。
(7)ピクセルを表示:チェックすると、ピクセルのグリッドがCCDフレーム上に表示されます。

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(8)ガイダーレンジ:チェックすると、選択したCCDカメラにガイドチップが搭載されていれば、
  ガイドチップがカバーするエリアを示すため、レンジリングが表示に加えられます。
(9)ビニング:1x1以外に設定されると、その値で表示されます(つまり、グリッドが希薄になる)。


フレームを別の位置に移動させるには、キーとマウスを使った方法があります。
(a)希望する位置にカーソルを置き、Ctrlキーを押しながら、マウス右ボタンをクリックします。
フレームがオフならば、オンに切り替わり、カーソルを中心に描画されます。
フレームがすでにオンなら、カーソルを中心に再描画します。
(b)Shiftキーを押しながら同様なことを行うと、マウスのある方にフレームを回転させます。

以上